2009年05月08日

激安グリーン席と地域活性化

 どうも初めて中央特急のグリーン車を利用した狐です。
 それは先日の帰省からの帰りの事でして、最終のスーパーあずさで帰ろうかと前日に「えきねっと」で照会した所、その前の列車も含めて普通車指定席が全て満席でしたものの、グリーン車は△印と一部空席の表示になっていました。
 普段であればグリーン車は使いませんが、今回は「えきねっと」会員限定の割引「トクだ値40」( http://jreast.eki-net.com/tokudane/ )により4割引の1980円(甲府→新宿)となっていたので、通常期の普通車指定席料金に180円加算、繁忙期の物と比較すると30円こちらの方が安いと言う激安価格でしたので、その場で予約して購入した次第でした。
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 乗ったのは定期の中央特急の中では一番車両の古いスーパーあずさではあり、やや台車の音が気になりましたが乗り心地は流石は特急のグリーン席と言うべきか。
 特急のグリーンと言いますと、今は無き博多→西鹿児島間の「ドリームつばめ」で利用した事がありますので2度目となります。あちらはJR九州らしい革張りのシートで、また別の座り心地でありますから比較は難しくありますが、流石は天皇陛下もお召し列車としてご利用された事があるだけはあり快適以外の何物でもなく。
 同じグリーン車でも高崎線等の普通列車グリーン車とは比べ物にはならない良さでして、こうも安いのならまた使ってみようか等と思えてしまったものでした。シートピッチにしろ幅にしろ普通車と比べると格段に広いので、膝にノートパソコンを乗せて作業をするのも大変やりやすかったものですし、お陰で甲府で乗って以来新宿に到着する直前まで延々と小説を書く事が出来たのは幸いでした。

 さて山梨県ネタがありますと何かと気になってしまいます。そんな具合で今回もふとニュースを眺めていますと「甲府市中心商店街の活性化へ 共通ポイントカード始める」と言う、中心商店街の活性化絡みの記事( http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090508-00000086-mailo-l19 )の記事が掲載されていました。
 500円で1ポイント貯まり、120ポイント貯めると全県をホームタウンとしているヴァンフォーレ甲府の前売りチケット1200円と交換( http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/04/21/6.html )と別の記事も見ると更に詳しく掲載されていまして、貯める際は500円で1ポイント、交換する際は1ポイントが10円相当となり交換までに必要額は6万円となる事が分かります。また1枚のカードが60ポイントまでであり、2枚カードを満点にしなくてはならない様です。
 確かにポイントカードと言うのは貯めだすとついついその店を使ってしまう、と言うリピーター化する効果を生み出す事は身を以って感じておりますから、上手く条件、つまりカード所有者のニーズとの合致と言う条件が整っていればそれは効果を発揮する事でしょう。

 しかしながらかねてからわざわざ行く魅力が無い、行っても買う物が無い、駐車場が足りない(ない)と地元では評判の悪い中心街にこれが出来たから、配布したから、と言ってもわざわざ客足が向くかと言ったら甚だ疑問な訳です。
 自分は年に数回帰省を山梨にしますが、その際に甲府の中心街まで純粋に買い物等で行くのは3〜5日程度の滞在で1度ある程度です。それも祖父の買い物に付き合ってと言うのが大抵で、これを買わなければとか、あそこのあれは、と言うのはまずありません。
 その祖父にしても目的の商店は百貨店の中にある訳でして、商店街は全く立ち入らないか安い駐車場が再開発によって出来たので、そこに車を止めてただ横切るのみ。故に商店街で買い物ないし食事をしたと言うのは昨年冬に年越しそばを食べに行き、ついでに豆屋で菓子を購入したのみと言うのが、ここ数年の実情でしてはっきり言ってしまえばそれだけ買う物も無ければ店もありません。
 とは言え何もしないよりはマシと思えるからこそ、このポイントカードについて取り上げました。しかし少なくとも交換対象が今回帰省した際に、確か山梨日日新聞でしたでしょう。VF甲府に対するアンケート結果が載っており、以前と比べると大分好感が持たれる様になったとは言え、かつてはファンであると公言するのも憚られるほど、と言う旨のコメントが書かれていたチームの観戦チケットだけと言うのは苦しいところがあるでしょう。
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 観戦チケットとは別にもっと少ないポイントで、群馬以上に実感として車社会なのですから郊外から来る利用者の為に駐車場の割引券とするとか、交換の選択肢を増やす必要があるのではないでしょうか?
 またポイントを付与する店舗の一覧( http://www.genkinamachi-kofu.com/m/point/m_search_res.php?ms_chiku=0&ms_name=0&ms_gyoushu=0 )を見ても数は揃っていますが、この中で知っている店舗の名前が12店舗程度しかなく、岡島やオギノ、山交、エクランと言った人が集まり知名度のある施設が含まれていない時点でかなり厳しいと思います。確かに商店街の活性化と百貨店及びスーパーは別、と言う考えがあるのかも知れません。

 しかし岡島は長年、中心商店街の核施設として今尚、その名前は県内に知られ、かつてほどではないにしろそれでも人を集めているには変わりません。
 山交とエクランは甲府駅前になりますが中心部にある大規模集客施設ですし、オギノに至ってはトポス撤退の穴埋めとして、中心商店街に入ってもらったと言う経緯があります。その様な店舗が含まれていない、区別されている時点でそもそも知名度を持続させるのは、かなり厳しいのではないでしょうか?
 また個人的にはかつては今は無きパセオの中にあり、パセオ閉店の前に旧甲府西武の前に移転したアニメイトが含まれていないのも気になったり。自分は6年間甲府に通っていましたが、その際に当時校内一のパソコンマニアとして知られていた友人に連れられて行くまで、中心商店街には行く事が無く、それでも行くのはそのアニメイトと今は無きドトールのみでした。
 アニメイトは自分が初めて貯めたポイントカードのある店でしたし、当時は十二国記に熱中していたので、ちょうどアニメ化の時期と重なっていましたからその関連でかなり購入していた物で、当時のアニメイトポイントはかなり貯まったものです。
 独自のポイントサービスがあるからこそ難しいかもしれませんが、サッカーのチケットを交換商品とするなら、それに対する認知度や親和性の高い若者にカードの存在を知らしめる、持たせると言う点で何とか出来なかったのか?と言うのは思えてしまいます。

 それを考えると結局、した所で起爆剤になりえるのかと言うのは繰返す様ですが相当な疑問です。この手の取り組みは既に郡部(中巨摩郡や南巨摩郡)の、今の様に合併する前の各地域で似た様な取り組みがされていましたが、小学校で取り組みとして各生徒に集めさせてクラスで回収したりとか、そう言う事をしていたのを今でも思い出します。そして今でも続いているかは全く知りません。
 地域活性化と言うのは確かに重要でありますが、本当に需要と合致、あるいは喚起させる有効な、そして提供する側にもやる気を出させる策で無ければするだけ無駄でしかなく、惰性化して形だけになってしまいかねないと言う厳しい現実があります。だからこそ、このポイントカードに付いては記事等から読み取る限りでは、何だか二番煎じの様な気配を強く感じてしまえる訳で正に猫も杓子も・・・と言う印象は拭えません。
 そもそも中心商店街には人がまず住んでいない、と言うのは全てには当てはまらないでしょうが、この手の話題になりますと専らの評判です。商店があってもその商店の人も郊外に住んでいる、と言うのではこの様な取り組みの前に実態の正確な把握が、より必要なのではないかと思いつつ閉じたいと思います。

 なお末尾に、この商店街のポイントカードでも実施されるとの事ですが、VF甲府の公式戦勝利翌日にポイントが2倍になると言うサービスを、かねてよりエクランが独自のポイントカードで行っていました。
 しかしながらこのサービスは今春を以って廃止になったそうです、廃止になった理由は定かではありませんが、貯められ過ぎたかそれとも利用が無かったかの何れかでしょう。なお2枚目の写真の背景にその2倍サービスの旨のシールが見る事が出来ます、この写真の撮影は今年の3月16日の事です。
 このエクランの件については駅ビルに貼られていたポスターにて見かけまして、この記事を書くにあたって思い出し念の為、問い合わせた所その様になっているとの回答です。
posted by 冬風 狐 at 15:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時事・民俗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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